いすゞ自動車では、バスの換気シミュレーションの精度向上のため、実車で各特性を測定し、データの検証を行いました。
- 換気回数測定
- 換気シミュレーションでは、空気が流れ込む乗降扉等の隙間を考慮する必要がありますが、設計図面では隙間があるかわかりません。そこで、実車を使って換気回数や隙間の寸法を実測し、データの検証を行いました。(図6、図7)



CO2ガスによる換気回数測定の様子(図6)

車速 | 20km/h | 20km/h |
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窓 | 閉 | 開(5cm) |
換気扇 | あり(排気) | あり(排気) |
エアロゾルフィルター | なし | なし |
(協力:産総研・旭化成・カノマックス・エスペック)
- 車内流れの特性把握
- 車内の空気の流れの特性を把握するため、ヘリウムバブルを使って可視化し、流速の測定および流れの検証(動画6)を行いました。
ヘリウムバブルPIV(粒子画像流速測定法)による流れの検証(動画6)
(協力:産総研・旭化成・カノマックス・エスペック・豊橋技科大・東工大)
以上