1999年08月30日
ニュースルーム

いすゞ 小型観光バス「ジャーニーQ」を改良

いすゞ自動車(株)は、小型観光バス「ジャーニーQ」に、平成10年排出ガス規制への適合や中期ブレーキ安全規制、平成10年騒音規制への適合などの改良を施し、8月30日から全国一斉に発売する。
また、大型路線バス・大型観光バスについても、平成10年騒音規制への適合などの改良を施し、8月30日から全国一斉に発売する。
「ジャーニーQ」は、小人数での観光旅行用や、レンタカーなどの用途に最適な小型観光バスとして、市場から高い評価をいただいている。今回の改良では、平成10年排出ガス規制に適合させた「6HH1-S」型エンジンを採用し、 PM、黒煙、NOxを低減させた。また、オートアジャスター付ブレーキなどを採用することで中期ブレーキ安全規制に適合させるとともに、ABSを標準装備とすることで、安全性の向上を図った他、エンジン下部にフルアンダーカバーを取付けることなどにより平成10年騒音規制に適合させた。
「ジャーニーQ」の主な特長は次の通り:

  1. 1平成10年排出ガス規制適合エンジン搭載

    平成10年排出ガス規制に適合した「6HH1-S」型エンジン(225馬力・ネット)を搭載した。TICS(Timing and Injection Control System)を採用することにより更なる高圧燃料噴射を実現した。
    また吸排気4バルブ化、中央燃焼室化、燃料噴射ノズルの小噴口・多噴口化を図るとともに、EGRを採用することで、PM、黒煙、NOxを大幅に低減させた。

  2. 2中期ブレーキ安全規制適合

    ブレーキライニングとブレーキドラムとのすき間を一定に保つオートアジャスター付ブレーキを新規採用し、摩耗時のブレーキの効き遅れ防止と点検整備性を向上させた。

    • 軽い操作力で後輪を確実にロックするホイールパークを新規採用し、駐車時における制動能力の向上を図った。
  3. 3平成10年騒音規制適合

    エンジン下部にフルアンダーカバーを取付けることなどにより騒音を低減し、平成10年騒音規制に適合させた。

  4. 4安全性の向上

    ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を標準装備とし、急制動時や滑り易い路面状況での制動時の車両姿勢の安定を図った。
    併せて、大型路線バス「LT」(*1)を平成10/11年排出ガス規制・平成10年騒音規制に適合させた他、大型路線バス「LV」(*2)、大型観光バス「ガーラ」を平成10年騒音規制に適合させた。これにより、当社のバスはすべて平成10年騒音規制に適合することとなった。

    1. (*1 「LT」:いすゞ大型路線バス 全長9~10メートルクラス)
    2. (*2 「LV」:いすゞ大型路線バス 全長10~11メートルクラス)

<目標販売台数> 小型観光バス「ジャーニーQ」 50台/年
大型観光バス「ガーラ」 400台/年
大型路線バスシリーズ 600台/年

<小型観光バス ジャーニーQ 東京地区 希望小売価格> (消費税含まず)

車型 エンジン 主な仕様 東京地区希望小売価格
KK-GR433F1 6HH1-S 225馬力
(ネット値)
小型観光・
超デラックス仕様
16,749,000円
(*ネット値とはエンジンを車両搭載状態とほぼ同じ条件で測定した数値)

<大型観光バス ガーラ 東京地区 希望小売価格> (消費税含まず)

車型 エンジン 主な仕様 東京地区希望小売価格
KC-LV782R1 12PE1-S 450馬力
(グロス値)
GHD
(グレースハイデッカー)
38,310,000円
(*グロス値とはエンジン単体で測定した数値)

<大型路線バスシリーズ 東京地区 希望小売価格>(消費税含まず)

車型 エンジン 主な仕様 東京地区希望小売価格
KC-LV280N 8PE1-S 285馬力
(グロス値)
ツーステップ・エアサス仕様 15,445,000円
KK-LT233J1 6HH1-S 225馬力
(ネット値)
ツーステップ・エアサス仕様 14,190,000円
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