いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:細井 行、以下いすゞ)は、中型トラック「フォワード」と大型トラック「ギガ」の一部車型を改良し、本日より全国一斉に発売します。
今回発売する「フォワード」では、クラス初※の車線逸脱警報装置をオプション設定し、また「ギガ」ではミリ波車間クルーズ/プリクラッシュブレーキ/プリクラッシュブレーキ+IESCを標準化しました。
また、燃費・積載性能として、「フォワード」ではecostopの標準化により燃費を向上しました。「フォワード」のGVW8トンクラスおよびGVW20トンクラス、「ギガ」のGカーゴにおいて軽量化を図り、積載性を向上しました。
主な特長は次の通りです。
- 1新型フォワードの主な特長
- 通常の運転操作でエンジンの自動停止と再始動が可能なecostopを標準装備し(一部車型を除く)、誰にでも簡単なエコドライブを実現します。
- 積載状態や道路勾配を自動判別し、走行状況に合わせてきめ細かに馬力や加速度を制御するECONOモード機能を向上しました。これにより、加速中の過剰な回転数上昇を自動でカットして、不要な馬力の発生を抑制します。また、燃料噴射量を自動制御して過剰な加速を抑え、省燃費運行に貢献します。
- GVW8トンクラスおよびGVW20トンクラスにおいて大幅な軽量化を実現しました。
- 以下の安全装置のオプション展開を行います。
- 1LDWS(車線逸脱警報装置)は、車内搭載のカメラにより、車線に対する車両位置を検出し、車線を逸脱した場合に警報音とメーター表示による警告を促し、わき見運転や居眠り運転による事故の抑制に貢献します。この装置は中型トラックとしては、クラス初※の設定となります。
- 2IESC(車両安定性制御システム)は、大型トラック「ギガ」に装備されている横滑りや横転を抑制する車両安定性制御装置であり、フォワードにも展開します。ドライバーの操作状況や車両挙動をセンサーで検知し、横滑りや横転につながる不安定な車両姿勢と判断された場合に警報音とメーター表示による警告と同時に、エンジンおよびブレーキの自動制御を行い、事故の抑制に貢献します。
- ラジエーターグリルおよびステアリングホイールのデザインを変更しました。
- 2新型ギガの主な特長
- 現在、オプション展開している以下の安全装置の標準化を行います。
- 1ミリ波車間クルーズは、従来のオートクルーズ機能に加え、先行車を検知すると、設定された車間距離を維持するようエンジン・補助ブレーキ等により加速・減速を行ないます。
- 2プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)は先行車や渋滞末尾等の停止車両への接近に対し警告を発し、ドライバーに危険回避を促します。さらに、追突が避けられない場合は、自動ブレーキで衝突速度を低減し、被害の軽減を図ります。
- 3IESC(車両安定性制御システム)はドライバーの操作状況や車両挙動をセンサーで検知し、横滑りや横転につながる不安定な車両姿勢と判断された場合に警報音とメーター表示による警告と同時に、エンジンおよびブレーキの自動制御を行い、事故の抑制に貢献します。
- シャシとボデー一体となった軽量化を実現した新Gカーゴを投入しました。これにより、ウィングボデー搭載の3軸車において、従来モデル比最大200kgの積載量増加を実現しました。
- 3軸車に23トンショートキャブ仕様を新規設定しました。これにより、軽積載前提の幹線輸送のお客様には、フルキャブ仕様と比べてより長い荷台を確保していただけます。
- 【目標販売台数(国内)】
フォワード 15,000台/年(フォワードシリーズ全体)
ギガ 9,000台/年(ギガシリーズ全体)


- 【東京地区希望小売価格】
車型 | 主な仕様 | エンジン/トランスミッション | 東京地区希望小売価格 | |
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消費税抜 | 消費税込 | |||
QKG-CYL77A | 平成27年度重量車燃費基準達成 ポスト新長期規制適合 平成21年低排出ガス車認定取得 九都県市低公害車指定制度平成21年基準「優」低公害車適合 G-CARGO・GVW25トン車 プリクラッシュブレーキ+IESC標準 |
6UZ1-TCS 279kW(380PS) 12速Smoother-G |
20,470,000円 | 22,107,600円 |
TKG-FRR90S2 | 平成27年度重量車燃費基準達成 ポスト新長期規制適合 平成21年低排出ガス車認定取得 九都県市指定低公害車「優」適合 F-CARGO・GVW8トン車 フルキャブ・リーフサスペンション |
4HK1-TCS 154kW(210PS) 6速Smoother-Fx |
10,234,000円 | 11,052,720円 |
「車線逸脱警報装置」「ミリ波車間クルーズ」「プリクラッシュブレーキ」「IESC」は、ドライバーの負担軽減と車両安定性の向上をめざして安全運転を支援するシステムであり、車両の限界を超えた走行を可能にするものではありません。本装置を過信せずに常に安全運転を心掛けてください。
- ※2014年9月現在。いすゞ調べ(国内中型トラック)
以上